🎸おじさんギタリストシリーズ ㊲ 弦の寿命が“心の調子”とリンクする 編

弦の寿命は、ギタリストの生活リズムを正直に映す。
最近よく切れるなら、それは音じゃなく心の話かもしれない。


弦が切れる日は、だいたいロクな日じゃない

不思議な話だが、
弦が切れる日は、なぜか最初から空気が荒れている。

朝からちょっとしたことで引っかかり、
コーヒーはぬるく、
ニュースは重く、
靴下は左右で厚みが違う。

そんな日に限って、
ギターを鳴らした瞬間――

「ピンッ」

という、あの嫌な音がする。

おじさんギタリストは静かに思う。

「……あぁ、今日はそういう日だったか。」

チューニング地獄編に近い話ではあるが、ちょっと違う。笑


切れる直前の弦は、だいたい無言で訴えている

弦は突然切れたように見えて、
実はずっと前からサインを出している。

・チョーキングで引っかかる
・高音がやたら濁る
・チューニングが落ち着かない
・触ると少しザラつく

なのに、おじさんギタリストは見て見ぬふりをする。

「まだいける」
「次の練習までは大丈夫」
「今日は時間がない」

この辺の判断、
だいたい 自分の心にも同じことを言っている時 だ。


弦を張り替える余裕がない日は、だいたい心も張りすぎている

忙しい時ほど、
弦交換を後回しにする。

手は動くが、
気持ちは置いてきぼり。

そんな状態で弾くギターは、
音もどこかギスギスしている。

おじさんギタリストは気づく。

「弦が古いんじゃない。
 俺が張り詰めすぎてるんだな。」

弦も心も、
テンションをかけすぎると、
いつか必ず切れる。


弦が切れると、なぜか全部止まる

弦が切れた瞬間、
音楽だけじゃなく、時間も止まる。

あわてて予備弦を探し、
ケースをひっくり返し、
なぜかピックも見失い、
最終的に床に正座する。

この時間、
意外と悪くない。

強制的に手が止まり、
呼吸が整い、
「最近どうだった?」と
自分に問い直す時間が生まれる。

弦が切れるのは、
ただのトラブルじゃない。

立ち止まれ、という合図 なのかもしれない。


新しい弦は、だいたい心にも効く

弦を張り替えた直後の音は、
少し派手で、少し照れくさい。

キラキラしすぎて、
「こんな音、俺じゃないな」と思うこともある。

でも数分弾いていると、
指に馴染み、
音が落ち着き、
呼吸が揃ってくる。

不思議なことに、
その頃には心も少し軽くなっている。

弦を替えただけなのに、
自分までメンテナンスされた気分になる。


弦の寿命は、ギタリストの“生活ログ”

弦がどれくらいもつかは、
人によって全然違う。

でも、おじさんギタリストは思う。

・最近、無理してないか
・ちゃんと休めているか
・音を楽しめているか
・自分に優しくできているか

そういうものが、
弦の寿命に全部出ている気がする。

よく切れる時期は、
たいてい心も荒れている。

逆に、
弦が長く安定している時は、
生活もどこか落ち着いている。


まとめ:弦が切れたら、自分も緩める

弦は消耗品だ。
切れて当たり前。

でも、その切れ方には、
ちゃんと意味がある。

おじさんギタリストは今日も思う。

「弦が切れたら、
 音だけじゃなく、
 自分の張り具合も確認しよう。」

弦も心も、
張りすぎず、緩めすぎず。

いい音が鳴る張力は、
だいたい 気持ちいい生活 の中にある。

そして今日も、
予備弦を買い忘れたまま、
おじさんギタリストはギターを抱えている。

(それもまた、人生。)

ピンッ
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