South Wind Music を運営している Thinkback80s。
長くギターを弾きながら生きてきた。
仕事としては翻訳や通訳の世界に関わってきたけれど、音楽はずっと横で鳴っていた。
音楽ライターとしてライナーノーツを書くことはあった。
ただ、文章を書くといっても依頼があったときに机に向かうくらい。
それでも、文章を書くこと自体は昔から嫌いじゃなかった。
そんなときに見つけたのが note という場所だった。
文章を書いて、そのまま公開できる場所があるらしい。
それなら少し書いてみるか。そんな軽い気持ちだった。
最初に書き始めたのが「おじさんギタリスト」というエッセイ。
若い頃にバンドをやっていた頃の話。
ロサンゼルスで過ごした時間。
機材に振り回された日々。
そして、今の自分の日常。
そんなことを思い出しながら、ぽつぽつ書き始めた。
速く弾けるタイプでもないし、派手なプレイをするギタリストでもない。
どちらかといえば三人編成のバンドで、景色の後ろに吹く風みたいな音を鳴らしているタイプ。
若い頃は速さやテクニックに憧れていた。
でも年齢を重ねるにつれて、音の深みとか呼吸とか、そっちのほうが気になってきた。
耳が衰えたというより、音の聞こえ方が少し変わってきたのかもしれない。
ギターは今でもほとんど毎日触っている。
弾きたいのに音が出せない日もあれば、ふとフレーズが浮かぶ日もある。
そんな音楽と日常のあいだにある出来事を、エッセイとして書き続けているのが「おじさんギタリスト」シリーズ。
South Wind Music では、そのエッセイとあわせて、1980年代から2000年代の洋楽や邦楽を中心に音楽レビューも書いている。
好きな曲。
忘れられない曲。
そして、ときどきどうしても書きたくなる曲。
音楽を評論するというより、その曲が自分の人生のどこにあったのか、どんな時間の中で聴いていたのか。
そんなことを思い出しながら書いている。
若い頃より弾けなくなった部分もある。
でも今だから出せる音や、今だから感じる音楽の深みもある気がしている。
これからも、自分のペースでギターを弾きながら、音楽の話と日々のことを書いていく。🎸