🎸おじさんギタリストシリーズ ⑧ 身体との和解編
おじさんギタリスト、体がついてこない問題。
ギター歴だけなら、もう立派なベテラン。
でも“体への理解度”は、ここ数年でようやく深まってきた。
なぜか?
体のほうが先にギブアップするからだ。
今日は、そんな50代ギタリストの“体に出るクセ”を語らせてほしい。
悲壮感から涙、笑いまで突破したおじさんは、
ついに 身体との和解編 に突入した。
■① ロックなストラップ位置にすると、腰がロックする
昔はストラップを極限まで下げて、
「ほら見て、この布袋モデルのシルエット!」
なんて言ってた。
今は下げた瞬間、
腰「おいおい違うだろ…」
となる。
ライブ1曲目のサビ前で違和感が走り、
2曲目で後悔し、
3曲目でこの世の全てがつらくなる。
今の俺の合言葉は、
“ロックより腰を守れ”。
■② ソロ中に息を止めがち
ギターソロって、気持ちが盛り上がるじゃん?
だからつい集中してしまって、
3小節ぐらい息止めてる。
結果、ソロ終わった瞬間に酸欠でフラつく。
若い頃は
「気合い!」だったが
今は
「深呼吸!」になった。
ロックは呼吸が大事だ。
■③ 左足を前に出してかっこつけようとして、つる
ギタリスト特有の“左足前出しフォーム”。
ZIGGYでもBOØWYでも誰でもやる、あれ。
あれができない。
やると、
太もも「俺を誰だと思ってる?」
と怒り出す。
最後は自分のフォームが
“侍の居合切り”みたいになる。
■④ ピッキングの角度じゃなくて、手首の痛みを調整する
昔:
「もっとアタック強く!」
「ピッキングの角度をこうして…」
今:
「手首の痛みがない角度が一番いい。」
プロより健康優先。
■⑤ ライブ後の乾杯より、ストレッチが先
20代:「ライブ最高!飲みに行くぞ!」
50代:「ライブ最高!…ちょっと湿布貼るわ。」
本番より、
片付けのほうが慎重になっている。
ギターは倒れても直せるが、
おじさんは倒れると直せない。
■⑥ ステージ上でケーブル踏むと“命の危険”を感じる
若い頃:
ケーブルを踏んでも即リカバリー。
今:
ケーブルを踏む → バランス崩す → 腰ひねる → 明日アウト
ロックは命がけだ。
■⑦ でも最終的に弾いてしまう
体が「今日はやめとけ」と言ってても、
手はギターを持つ。
重たいレスポールでさえ、
あの瞬間だけは羽根のように軽くなる。
不思議なもので、
弾くと痛いのに、弾かないともっと痛い。
もはやギターは薬だ。
■まとめ
悲壮感も、涙も、時代の変化も、
全部超えてきたおじさんが、
今ついに直面しているのは——
身体の “ロックな老化” 。
でもそれすらネタにして笑えるのが、
50代ギタリストのもっともロックなところだと思う。
そして明日も、
湿布を貼りながら弾く。
それでいい。
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