🎸おじさんギタリストシリーズ ① 三人で鳴らす、ひとつの景色 

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🎸おじさんギタリストシリーズ ① 三人で鳴らす、ひとつの景色 

たまには私事の話題を……笑

3ピースバンドをずっとやってきているのだけれど、古くからの友人との交流は本当に楽しい。
音を出す前の雑談から、すでにリズムが生まれている気がする。
「この曲、もう少し空を広くしようか」「今日は歪みを抑えてみる?」
そんなやり取りが、もう何年も変わらず続いている。

私はG/Voを担当している。もう一人のGは長年の相棒で、彼の音が鳴ると自然と安心する。コードを刻んでいても、ソロに回っても、彼のプレイには必ず“呼吸”がある。そしてBの彼は、低音で空気をつなぎながら、曲全体のリズムやハーモニーを担ってくれる。3人しかいないのに、音が生きて動く。まるでひとつの身体のようだ。

ギターが2本ある3ピースは、実はとても繊細なバランスで成り立っている。どちらかが出しゃばりすぎると、すぐに全体が崩れる。でも、リズムギターがコードを張り、もう一方がアルペジオで風景を描くと、音の奥行きが一気に広がる。The Policeのような隙間の美学とも違う、たとえば私の大好きなSplit EnzやGin Blossoms、日本ならばキャロルやアリスのように、“二本のギターで情景を描く”感覚。その構図が、私たちの原点でもある。

年を重ねるほど、昔のような勢いだけでは鳴らせなくなった。でも今は、音の中に「過ごした時間」や「言葉にならなかった感情」が混ざっている気がする。スタジオで音が重なった瞬間、ふと若い頃のライブハウスの空気が蘇る。汗とタバコの匂い、アンプのハウリング、そしてあの頃信じていた“音がすべて”という感覚。

今でも3人で音を合わせるたびに思う。
この3人じゃなきゃ、この音は出せない。
それだけで、また次の曲を作る理由になる。

Thinkback 80’s

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