🎸おじさんギタリストシリーズ⑫ 機材沼に沈む編
おじさんギタリスト、機材が青春を呼び戻す??
ギター歴が長くなればなるほど、
“演奏力”よりも“機材への愛”が異常に強くなってくる。
特におじさんギタリストの機材沼は深い。
もはや沼というより…
海溝 かもしれん。
今日は、その深さを語らせてほしい。
■① 若い頃に買えなかった機材を、大人になって爆買いする
若い頃:
「このペダル欲しい…でもバイト代足りねぇ…」
今:
「このペダル昔欲しかったな……ポチッ」
理由:
“昔買えなかったから”
もう理由になっていない。
ロマンだ。
■② 買っただけで満足して箱から出さない
本当にある。
買ったペダルをクローゼットにしまい、
半年後にこう言う。
「これ何だっけ?」
しかも箱すら未開封。
ギタリストの敵は物忘れじゃない。
開封しない癖だ。
■③ ボードが“巨大化”していく
最初は5つだったペダルが、
気づくと10個になり、
さらに16個になり、
最終的に——
重さがアンプより重い。
持ち歩く時の姿は
完全に“山岳救助隊”。
若手:「そのボード持てるんですか?」
おじさん:「腰が終わらなければな…」
■④ 実は使っているペダルは2〜3個だけ
おじさんギタリストの謎。
ボードには15個載っているのに、
ライブで踏むのは3つ。
お客さん:「あの銀色のやつ何?」
おじさん:「飾りや」
ロックに必要なのは音ではなく安心感だ。
■⑤ “音の違い”が分からないのに買う
AとBの歪みペダルを比べるおじさん。
10回弾き比べて、こう言う。
「……微妙に違う気がする!」
気がするだけ。
でも買う。
そして後日、こう言う。
「どっちがどっちだっけ?」
もはや哲学。
■⑥ 中古市場の常連になる
新品は高い。
でも中古なら手が届く。
毎日メルカリ、毎日ヤフオク、
気づけば「お気に入り」100件。
そして購入ボタンに親指が吸い寄せられる。
沼の入り口は指先だ。
■⑦ ついに自宅が“楽器店の裏倉庫”と化す
音楽部屋に入ると——
ギター数本
エフェクター大量
ケーブル数不明
プラパーツ
弦のストック
レシート
謎のネジ
使ってないストラップ
湿布(これは違う)
家族:「これ全部必要なの?」
おじさん:「全部…青春なんだ…」
■⑧ でも機材のせいで練習時間が減る
これ本当にある。
機材並べる
↓
配線する
↓
設定する
↓
電源入れる
↓
音出る
↓
もう夜
練習、10分。
■⑨ それでも新しい機材を見ると目が輝く
若手が言う。
「これ新しいエフェクターですよ」
おじさん:「……触らせてくれ」
触った瞬間、
なぜか10代の心が戻る。
機材は、おじさんのタイムマシンだ。
■まとめ
機材沼は深い。
そして抜け出せない。
でもなぜか後悔しないし、
むしろ楽しい。
おじさんギタリストにとって、機材とは——
“音を作るための道具” ではなく、
“青春を取り戻すアイテム”
なのだ。
そして今日もまた、
タブを開く。
中古を探す。
新品を眺める。
買わずに閉じる……つもりが、買う。
青春は終わらない。沼も終わらない。
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