— おじさんギタリストからのご報告 —
あけましておめでとうございます。
1月中旬までお休みと言ったこのタイミングで、
少し早いご挨拶になりますが、
ようやく気持ちが落ち着いてきたので、ここに書きます。
昨年の10月初旬から、
自分でもはっきり分かるくらい、声の調子がおかしくなっていました。
かすれる。
引っかかる。
いつもの感じで声が出ない。
「歳かな」
「乾燥かな」
そんなふうに思いながらも、
どこかでずっと違和感が残っていて、病院を受診しました。
検査の結果、
下咽頭がん が見つかりました。
ステージは 3 です。
医師から説明を受けたとき、
正直に言うと、
頭の中が真っ白になりました。
ドラマみたいな表現じゃなくて、
本当に、
何も考えられなくなるあの感じです。
すでに治療には入っていましたが、
年末に手術を受けました。
そのため、年末年始から1月中旬までと伝えて更新が止まっていたのは、
体のことと、気持ちの整理に少し時間が必要だったからです。
いまは、
病室のノートPCから、これを打っています。
(消灯後に…笑)
術後の経過を見ながら過ごしているところで、
まだ万全、とは言えません。
日によって体調も違いますし、
声の出方も、その日その日で少しずつ違います。
私は翻訳家でもあり、ライターでもあり、
そしてギタリストでもあります。
声も、言葉も、音も、
生活の中で切り離せないものです。
だからこそ、
このがんと向き合うことは、
逃げずに、真摯にやろうと決めました。
怖さもあります。
不安もあります。
弱気になる日も、きっとあります。
それでも、
ちゃんと向き合って、
ちゃんと闘っていきます。
ここに文章を書くこと。
音楽の話をすること。
日々のどうでもいいことを、
少しだけ大げさに書くこと。
それが、
いつの間にか自分の楽しみになっていました。
読んでくださる方がいて、
コメントをくれる方がいて、
「分かります」と言ってもらえることが、
本当に励みになっていました。
深夜に、
誰かの言葉に救われた夜もあります。
それは、
決して大げさな話ではありません。
これからしばらくは、
治療や体調の波もあって、
書いたり、休んだり、
ペースが落ちることもあると思います。
今までのように、
一定のリズムでは書けないかもしれません。
それでも、
書くことをやめるつもりはありません。
音の出方が変わっても、
声が揺れても、
言葉の速度が遅くなっても、
その時の自分で、
ちゃんと向き合って、
続けていこうと思っています。
おじさんギタリストは、
少しだけ歩く速度を落とします。
でも、
立ち止まるつもりはありません。
またここで、
音の話や、どうでもいい話や、
うまくいかない話も含めて、
ペースは落ちると思いますが、書いていきます。
これからも、
静かに見守ってもらえたら嬉しいです。
そして、
今まで本当にありがとうございます。
また、ここで会いましょう。
※ コメント返しが遅れるかもしれませんがご容赦ください。
