🎸おじさんギタリストシリーズ ② おじさん、今日もギターを弾く

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🎸おじさんギタリストシリーズ ② おじさん、今日もギターを弾く

ギターを弾いてるだけなのに、なぜか漂うこの哀愁。
3ピースで鳴らしてきた音と、部屋でひとり弾く夜。
おじさんギタリストの“あるある”と“切なさ”を、ゆるく笑いながら読んでください。 

Thinkbaxk 80’s

一人でギターを弾いていると、ふと悲壮感に襲われることがある。
何が悲しいって、別に誰かに怒られたわけでも、フラれたわけでもない。
ただ、アンプから出てくるその音に、自分の“年季”が滲んでるのを感じる瞬間だ。

昔はもっと勢いだけで弾けた。
コードなんて力任せ、ピックも2日で割ってた。
でも今は、弾く前にストレッチして、弦のテンションを確かめてから音を出す。
「無理すると、明日指つるな…」って冷静に考えてる自分がいる。
――これが悲壮感の正体なのかもしれない。

昨日はバンドの仲間とスタジオに入っていた。
ギター×2+ベースの3ピース。
音を出した瞬間、いつもの音の響きが蘇った。

けど、帰り道で気づいた。
「このバンド、もう結成から30年経ってる」って。
そりゃアンプも人間も、ちょっとはガタがくる。

そして今日、家で一人ギターを弾く。
昨日のスタジオの余韻が、まだ指先に残ってる気がして。
でも、ふと鏡を見ると、ギターよりも自分のほうが“ヴィンテージ”感出てて笑ってしまった。

それでも弾く。
なぜなら、おじさんになっても、ギターを弾いてる瞬間だけは“若い”からだ。
弦の震えに合わせて心臓が鳴る。
悲壮感も疲れも、全部その音に溶けていく。

気づいたら、また夜が更けている。
明日も仕事だ。いや、まだ翻訳依頼のノルマすらこなしていなかった。
でも、アンプのスイッチを切る前に、つい呟く。

「…やっぱ、もうちょい歪ませてみるか。」

無理すると、明日指つるな…
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ここまでひどくない!笑

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